先が見えなくて辛い時は、「やめてみる」とちょっと楽になれるかもしれない話

 

どうしたらいいか全くわからず、簡単に逃げ出すこともできない。

そんな身動きが取れない時は、あなたの心が抱えられる限界を迎えているのかもしれません。

 

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★この記事を贈りたいのは、こんな人★

  • 頑張っても頑張っても、解決に近づいている気がせず、焦る、落ち込む
  • 家にいたり、実家にいるのに「帰りたい」と無意識につぶやいてしまう
  • 目が覚めて、「また同じような今日が始まってしまった(前に進めていない)」とため息が出る

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私もかれこれ3年ほど、解決困難な問題に直面し、悩み焦り続けています。

この記事では、そんな状況の私が、少しだけ考え方を変え、「やめてみた」結果、ほんのちょっとだけ、心が軽くなったお話をご紹介したいと思います。

 

★目次★

 

(1)心には、抱えられる容量がある

あなたが悩み苦しんでいる問題は、簡単には手放すことはできないものでしょうし、解決までに、どれだけ時間がかかるかわからない場合もあるでしょう。 

 

でも、心には抱えられる容量があります。それは人それぞれ。

 

本来の問題に、これからも向き合い続けるためにも、少しでも心を軽くしてあげることが大切です。

 

(2)ストレスは、無意識の習慣の中にもある

心に負担をかけているのは、問題だと認識しているものだけではありません。

特に、日常生活で、無意識に行なっている習慣の中にも、気づかないうちにストレスになっていることがあります。

 

始めた時と状況が変わったり、他にもいい方法があったりするのに、当たり前すぎて、見直すという選択肢すら浮かばない。

 

そうなると、その習慣の中にストレスが生まれても、ストレスだと認識できないんです。

知らず知らずのうちに積み重なったストレスが、心の容量を使ってしまい、どんどん余裕を奪っていきます。

 

(3)引き算思考で不要な習慣をやめてみる

何かを変えたいと思う時、新しいことを始めようとしがちです。

 

私も、なんとか現状を好転させようと、自分にできることを探しては試すことを繰り返してきました。

でも、状況が大きく変わらない中、「頑張らなければ」「立ち止まってはいけない」と焦る気持ちとは裏腹に、挑戦することが億劫になり、自分を責める日が続きました。

 

心が悲鳴を上げている時は、何かを足し算するだけの余裕は、もはやありません。

 

だから、そういう時こそ、その時の自分の生活を見直して、不要な習慣をやめてみる引き算思考が必要だと気づきました。

 

(4)私が実践した不要な習慣の見つけ方

やめてみることは、本当に些細なことで構いません。

参考までに、私が実践した不要な習慣の見つけ方をご紹介します。

意識したのは、いつもの生活の中で、ふと気づく以下のような感覚です。

 

★大事にしたポイント★
  • なんでか分からないけど、今の自分、イラついてるな
  • あぁ、またこういう(嫌な)ことばっかり起きる、やだなぁ
★手順★
  1. 上記に記したような気持ちが湧いた瞬間を書き留めておく
  2. 1の瞬間、何が原因でそういう気持ちになったのか考えてみる
  3. 2でわかった原因を避けられる方法がないか探して試してみる

3で試してみる方法は、ほんのちょっと頑張ればできて、実践した時に、自分がストレスを感じず、ほっとした感覚になれればベストです。

 

私が最初に試したのは、いつもの通勤でした。

電車を降り、イライラが伝わってくるような人波を歩きながら、ふと「なんで自分はわざわざ、こんなイラつきの溢れる不愉快な状態で通勤して続けてるんだろう?」という考えが浮かびました。

 

頭ではわかっていたけど、「通勤時に関わる人が多いから、人のイラつきも伝わるし、トラブルにも巻き込まれやすいんだ」と改めて認識。その日から、数日、電車に乗る時間をちょこちょこ変えて、比較的人の少ない時間帯を見つけるようにしました。

 

(5)まとめ

本当に、ささやかすぎて、バカらしく見える変化かもしれません。

でも、電車の中も、移動中も本当に快適で、ほんの少し気持ちが軽くなった感動を今も覚えています。

ちりも積もれば山となるというように、ささやかでも、一つずつ取り去っていくことで、心にゆとりができてくるのではないかと思っています。

 

私が、この引き算思考に気づくきっかけになったのが、わたなべぽんさんの「やめてみた。 本当に必要なものが見えてくる、暮らし方・考え方 (幻冬舎文庫)」というマンガでした。

わたなべぽんさんが、日々の生活の中で当たり前にやっていたことを「やめてみた」結果、行動や気持ちに現れた変化が描かれているマンガです。

 

いつものごとく、現状を変えるために、自分にプラスできる何かを探しているときに出会いました。

でも、この本を読んだ時、自分の中に残ったのは、本の内容を真似てみようという発想ではなく、何かを「やめる」ことが、よい方向に作用する場合があるという、不思議な納得感でした。

 

この感覚に気づかせてもらえたことに、心から感謝しています。

 

現在も本来の問題は解決していませんが、習慣を見直しては、やめてみることは引き続き実践中です。

私が今までやめてみたことは、原因別(赤の他人編、仕事編など)に別の記事でご紹介していきますね。

 

あなたも自分のために「やめてもいいこと」を探してみませんか?

 

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