何かに悩んで、自己啓発本やネットなどで答えを探しまわっていると「自分に向き合う」って言葉をよく目にしませんか?
でも、「自分に向き合う」って具体的にどうすればいいのか、よく分からないぼんやりとした言葉だと思うんですよね。
私は、「人生がつまらないなあ」「自分って空っぽだなあ」「もっと生き生きと人生を謳歌したいなあ」と思うときがあります。
趣味でも仕事でもなんでもいいので、
「自分のやりたいこと」や「寝食を惜しんで夢中になれること」が自分にあれば、何かが変わるかもしれない。
そんな風に考えるのですが、そもそも、それがわからない。
それを見つけるために必要と言われ、登場するのが「自分に向き合う」って言葉。
自己啓発本の類には、これをやったら見つかります的なワークがついているものがありますが、
何かずれている気がして、残念ながら、私には合わないようです。
そんなとき、テレビから聞こえてきた「好きな映画はなんですか?」という質問。
ありきたりな問いですが、ふと「そう聞かれて、私はどの作品だと答えるだろう?」と思ったんです。
父親の影響で、小学生ぐらいから洋画が大好きで、夢中になって見ていました。
好きな作品はたくさんあるものの、「一番と言われたらどれ?」「その作品の何が好きなの?」と言われたら、何と答えるかわかりませんでした。
見て受け取るばかりで、自分の中で咀嚼して消化するということができていなかったと気づきました。
インプットばかりで、アウトプットしてこなかった。
うまく言えないのですが、インプットだけだと、情報や知識を得るだけで、
そこに自分の想いや考えがないような。
「自分の想いや考えがない」=「自分の声を聞いていない」=「自分に向き合っていない」なのかも。と勝手に仮説をたてました。
ぼんやりしているからこそ不安に感じることもあるので、
いろいろなものがクリアになれば、答えに近づくのかもしれない。
自分という人間を説明するのは、考える範囲が広すぎるので、
まずは、感情が動く理由を具体的にする習慣をつけることにしました。
好きだと感じたとき、苦手だと感じたとき、それはなんでなのかを考える。
最初は、苦も無くインプットできる映画やアニメ、海外ドラマから。
この作品が好き、何度でも見たいとか、素直に感じられたら、
じゃあどこがどう好きなのか、誰かに説明するつもりで言葉にしてみる。
気づかないふりをして、我慢をさせ続けてきた自分の心を大切に労ってあげることができるかもしれないし、できないかもしれない。
自分の気持ちは自分にしかわからないですし、できることをやってみようと思います。
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