漠然とした孤独を感じている人に読んでほしい。小説「なぜ、あの人の周りに人が集まるのか?」

 

 

社会の中で、自分だけが取り残されているような、漠然とした孤独や焦燥感のようなものを感じることってありませんか?

そういうときは、どうしようもなく心が疲れ切っているのかもしれません。

 

そんな心に、優しい癒しを与えてくれる「なぜ、あの人の周りに人が集まるのか?」という本をご紹介します。

 

目次

 

 

 

(1)書籍情報

タイトル:  なぜ、あの人の周りに人が集まるのか? 

著者:志賀内 泰弘 

 

◆あらすじ

就活に敗れ、両親が経営する廃業寸前のコンビニで副店長を務めることになったユカリ。

経営を立て直そうと「マニュアル通り」を徹底するも業績は悪くなるばかり。

そんなときに現れたのは、一人のバイトのおばちゃん。

そのおばちゃんが、コンビニを取り巻くさまざまな人たちにもたらした変化とは・・・。

(2)こんな人に読んでほしい

 ・周りは幸せそうに見えるのに、自分だけが取り残されているような、

  孤独感を感じている人

 ・必死で頑張っているのに、誰にも気づいてもらえないと思っている人

 ・いつも誰かのために行動していて、自分のことは後回しになってしまっている人

 ・自分の仕事にやりがいを見出せず悩んでいる人

 ・仕事(特に接客業)における人との関わり合いに悩みを抱えている人

 

(3)おすすめしたい理由

本作では、廃業寸前のコンビニを舞台の中心に、そのコンビニに関わるさまざまな人たちの目線でエピソードが描かれます。

登場する人たちは、大なり小なり、何らかの悩みや望みを抱えた状態でコンビニを訪れ、さまざまな形で思いやりを受け取り、その思いやりが他の誰かにつながっていく

 

登場人物たちが抱える悩みは、現在の殺伐とした日本の社会に生きる誰かの悩みと重なるようで、少し切ないですが、だからこそ、受け取る思いやりが、じんわりとした暖かい気持ちにさせてくれると思います。

 

また、仕事とそこで関わる人(お客さんや関係者など)との向き合い方や関わり方についても、ヒントを与えてくれるのではないでしょうか。

(4)まとめ

現代の日本人は、どうしようもなく孤独。

私もそんな思いで解決へのヒントを探しているときに出会った本です。

 

もし、この物語に描かれているように、みんながほんのちょっとずつでも、誰かのための思いやりを持てたなら、社会はもっと優しくなれるのかなと思いました。

 

この本は、私自身、「人に優しくできる余裕がないくらい、自分って疲れてたんだ」「仕事などではなく、自分個人という存在を肯定しほしかったんだ」と、気づかせてくれました。

それは、飲んだらすぐに元気になる、という特効薬的な役割ではないけれど、そろそろゆっくり休む時期かな、と思わせてくれる、そんな作品です。

 

 

2020年1月9日現在、Kindle Unlimited(月額980円)の読み放題でも読むことができます。私はKindleのヘビーユーザーなので、ほぼ毎日、Kindle Unlimitedで読み漁っています。ラインナップは随時変わるので、チェックしてみてくださいね。


なぜ、あの人の周りに人が集まるのか? 仕事もお金も人望も、すべてが手に入る「大切なこと」

 

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